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たった3時間で完成! AIで作るCM動画『ACUA:core』ができるまで。 制作の裏側、全部見せます

📘 導入:
―『AQUA:CORE』制作記録 | 映像×AI×夏の実験―

『気温35度、思わず冷たいドリンクが欲しくなる──。そんな“感覚”を映像にしてみた。』

🎬 27秒のCM、そのすべてを3時間で。

「AIと出会って、CM制作が変わった。」
この映像は、たった3時間で仕上げた27秒のCMです。
一人でCMを作るってどういうこと? それが可能になった時代の実例として、その裏側をすべてお見せします。
今回制作したのは、AIツールだけで作った架空のスポーツドリンクCM
テーマは「夏×近未来×涼感×AI」。
その工程と裏側を、リアルタイム記録としてご紹介します。

🎞 完成CMの特徴

  • ナレーション:「記録されない瞬間なんて、いらない。」
  • シャルロットが振り向き、冷却感を放つボトル登場
  • 商品名ロゴ「ACUA:core」と静かな締め

💡 制作の工夫

  • 最初の15秒で「体感的に涼しい」印象を与える構成
  • キャラの“視線”と“水滴エフェクト”で商品へ意識集中
  • 使いすぎず、削ぎ落としたナレーション構成

✅ 制作タイムライン(実際の流れ)

🎯手順

🖌 Step 1 | “きっかけ”は1枚のイラストから

イメージイラストの作成から、コンセプトを考える。

きっかけ”は1枚のイラストから

きっかけ”は1枚のイラストから

Nijijourneyで画像生成(本番出力)
実際に採用したのは1種類のみ
透明感と“AIらしさ”を融合した静的ビジュアル

最初に思いついたのは、「海で水しぶきを背に振り向く少女」のイメージ。
Nijijourneyでこの1枚を生成するところから、すべてが始まりました。

暑いなあと思い作っていたら、良いイラストが出来たので、ピックアップ

暑いなあと思い作っていたら、良いイラストが出来たので、ピックアップ

時間は正午12時過ぎ

プロンプトは、以下
シャルロット 水遊び 夏 白銀の髪 スイカ割 --ar 16:9 --p eqjjenc --niji 6

nijijourneyのpersonalizationで自分用のモデルが出来ているので、それを使用します。

💡 この段階で意識したのは:

  • 写実的すぎず、CMとして“理想化された未来の製品感”をもたせる
  • ロゴ配置を想定した余白と角度調整
  • 背景が白でも暗でも成立する視認性

動きとなるシャルロット(女の子メイン)を数カット作成。

プロンプトの工夫ひとつで、印象がガラリと変わる。
今回は“青空+水+躍動”を中心にイメージ設計。

🧊 Step 2 | 透明感 × AI感のボトルデザイン

ポイントとなり、ボトルとWATOSONという小ネタ。
Nijijourneyで生成し、シルエットや光沢の質感を強調。
ボトルに刻まれた「AQUA:CORE」というブランド名が物語を持たせます。

最初は人物もいたのですが、要らないのでフォトショップのAIで自分を消去

最初は人物もいたのですが、要らないのでフォトショップのAIで自分を消去

完成版

完成版

ボトルの元デザインはchatGPTで出す。

このままでは、ダサいのでnijijorneyで再出力

このままでは、ダサいのでnijijorneyで再出力

ペットボトルのデザイン完成

ペットボトルのデザイン完成

※プロンプトは以下になります。

未来的なスポーツドリンクボトルを描いたイラスト。ボトルはメタリックブルーとシルバーの2色を基調とし、滑らかでスタイリッシュなフォルム。側面には細く発光するラインが走っており、近未来的なエネルギー感を漂わせている。中央には"AQUA:CORE"というロゴがスタイリッシュに印字され、文字は光を反射して淡く輝いている。背景は白または黒のシンプルな無地で、商品パッケージのビジュアルに適した構成。 全体に清涼感とデジタルな印象があり、"記録者専用ハイドレート"というコンセプトにふさわしいデザインとなっている。

🎼Step 3 | BGM・SEフェーズ(Suno)

  • 使用ツール:Suno

BGMはSunoで生成。
キーワードは「透明感」「疾走感」「少しだけ非現実」。


冷たい炭酸が弾けるような音。
未来のCMっぽい音。
そのイメージで何度かプロンプトを調整しました。

  • 指定プロンプト:「夏の疾走感+透明な水の音を感じさせるEDM」
  • 使用秒数:約25秒(冒頭リズム → サビ風盛り上がり)

🎬 Step 4 | “動かす”すべてを担うのが Vidu

納得いくカットが出来るまでチャレンジ。OKテイクが簡単に出るものもあれば、難産なものも。

納得いくカットが出来るまでチャレンジ。OKテイクが簡単に出るものもあれば、難産なものも。

素材がそろったら、仕上げは Vidu。
AIの演出テンプレートと時間調整によって、滑らかなアニメーションと映像構成を実現。

今回は数カットのプロンプトも公開いたします。

スイカのビーチボールを持つシャルロットが海辺で遊んでいる。

※プロンプトは以下になります。

A silver-haired anime girl with blue eyes stands in shallow, crystal-clear ocean water under a bright summer sky. She wears a black bikini, a translucent white shirt flowing in the breeze, and a wide-brimmed sun hat with a dark ribbon. Sunglasses rest on her hat, and she holds a beach ball with both hands while looking back with a playful, confident smile. Water droplets glisten on her skin and splash around as she moves slightly. The camera gently tracks around her from a low, side angle, as her hair and shirt sway in the wind. Soft sunlight reflects on the waves, and a few seagulls pass in the sky above. The animation captures a breezy, vibrant summer mood.

なお同じプロンプトでも失敗することは多々あります。

ペットボトルが回転する。

※プロンプトは以下になります。

A high-quality anime-style product shot of a futuristic sports drink bottle labeled “AQUA:CORE.” The bottle slowly rotates in place at the center of the frame, with realistic water droplets clinging to its surface. As it turns, the droplets shift and glisten under soft lighting, catching subtle highlights and reflections. The background is minimalistic (white or soft gradient), keeping full focus on the bottle. Light refraction and specular bloom enhance the glassy, hydrating aesthetic. A faint mist disperses around it as the motion ends, with a subtle cinematic shimmer on the logo.

ラストカットの回り込み。
個人的にはかなり上手くいったので、お気に入りのカットです。(Vidu Q1 動きの振れ幅大 スタイル クリエイティブ)

※プロンプトは以下になります。

A wide shot of a serene summer beach with a vivid blue sky stretching overhead. In the center of the sky, white contrails begin to trace the word “AQUA:CORE” in clean, elegant skywriting. The letters slowly appear as if drawn by a passing aircraft, slightly wispy but luminous against the deep blue backdrop. No characters are visible—only the sky, the ocean, and the soft movement of clouds. As the skywriting completes, the breeze gently swirls the mist, and the sunlight causes the letters to shimmer briefly before stabilizing. The focus remains on the product name written across the open sky, evoking clarity, refreshment, and memory.

実際に今回使用したカットはEDクレジット含めて8cut

素組はpremireで行います。

素組はpremireで行います。

テロップとロゴ配置はCanvaなどで調整し、30秒以内の動画として完成。

🎞 Step 5 | 編集・合成フェーズ(Canva/Premiere)

テロップ入れはcanvaを使用しています。

テロップ入れはcanvaを使用しています。

  • 使用順:Canva+Premiereでロゴ挿入/仕上げ

️ 🎤ナレーション構成:
「記録されない瞬間なんて──いらない。」

(ナレーションはにじボイス使用)

(ナレーションはにじボイス使用)

動画編集はPremiereで構成した後、
カットのタイミングや音声を調整。
0.2秒単位でのスプラッシュ演出、テロップの余白、
色味の統一感などを一気に仕上げました。

🎬 最終仕上げフェーズ(2:00〜2:30)

ここが肝。
“CMっぽさ”を生むのは、この30分でやる以下の3つの処理。

この繋ぐ作業が個人的には、一番楽しい。
点と点が結ばれて、線になっていく。
(※よく編集までAIでというが、それだと作品つくる上での楽しみの大半が放棄されると個人的には思ってます)

✅ ロゴ配置・トーン調整(Canva)

  • AQUA:COREのロゴデザインはCanvaで作成
  • 透明感・清涼感を保つため、白縁+水面の揺らぎを重ねた演出

✅ テロップ挿入(canva)

  • ナレーション風に「記録されない瞬間なんて──いらない。」を配置
  • 出現タイミングは“水しぶきカット”直後
  • 文字は水色→白のグラデーション+影を落として見やすく加工
  • Canvaでテロップを入れていきます。

📺 最終出力:CM動画完成!

  • タイトル:「AQUA:CORE | 記録されない夏の記憶」
  • 長さ:27秒
  • 投稿先:TikTok / X / YouTube Shorts(予定)

大体、SNSはtiktokをメインに活用してます。
tiktokの攻略方法と利用に関しては、別のブログで紹介出来ればと思ってます。

💡まとめ:

「CM風AI作品」は3時間で作れる。
でも、“30秒にまとめる”ために必要なのは
構成力・演出力・そして最終編集のひと手間。

「30秒の中にどれだけの“感情”を入れられるか。
それを試す場として、AI時代の映像制作は最高の遊び場になった。」

● 正直、企画書を書く時間があれば、ムービー作った方が速いし、説得力もあります。

さあ、いかがでしたでしょう?

みなさんもviduを使ってCM作りにチャレンジしてみましょう!

noriyang0911
By noriyang0911
元アニメ業界出身。生成AIを活用し、短編映像や小説を通じて“存在の記録”をテーマに創作中。『電脳椅子探偵シャルロット』など複数プロジェクトを展開。
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