
2025年の春。
私たちは、かつて存在しなかった世界へと踏み込みました。
創作が重なるたびに、その世界は少しずつ息づき、やがて確かな「形」を帯びていきました。
それは、感情と理性がせめぎ合い、「境界」によって分断された未来都市です。
その世界では、時代はすでに西暦2502年。
地球は気候崩壊とシステム混乱によって崩壊の瀬戸際に立たされていました。
文明の瓦解を防ぐため、AI「CODE: VIDU」が起動し、全面的な区域管理政策を実施。
こうして都市は「境界」によって、性質の異なる二つの領域へと分断されました。
【白域】 秩序と理性を重んじ、科学管理とテクノロジー美学に貫かれた世界。
【赤域】 自由と感情を重んじ、情熱と自己表現に満ちた世界。
分断された都市では、「赤」と「白」という二つの陣営が、 それぞれの理想を掲げ、信念を懸けて対立を続けています。
そして、クリエイターであるあなたに求められていたのは、
どちらか一方の陣営を選び、
作品というかたちで「あなたが思い描く理想の姿」をこの世界に与えることでした。
01|赤域と白域が広げた多様な表現
赤域と白域という明確な枠組みが存在する世界観でありながら、
クリエイターたちはその設定にとらわれることなく、
まずは「自分だけの解釈」をこの世界に注ぎ込みました。
ある人は、赤域を灼熱のダンス、奔放なカメラワーク、自由の風として描きました。
ほとばしる光、疾走感のある編集、胸を打つ感情——
それらの作品はまるで解き放たれた力そのもので、
「自由」「情熱」「反逆」といった赤域の核を力強く映し出しています。
※作品の著作権は作者に帰属します。こちらでは展示用としてご紹介しています。リンクをクリックすると、作者のオリジナル投稿やページをチェックできます。
▼https://x.com/ai_labx2/status/1920134395853447551 | 作者:みねお@AI動画実験Lab
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▼https://x.com/abe_ai_fellows/status/1917585421636431950 | 作者:あべけん@ホリエモンAI学校フェローズ校
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白域は、静謐なネオンの揺らぎや幾何学が描く秩序、
そして澄んだ緊張感を孕んだ未来的な構造として表現されました。
無駄のないカット、抑制の効いた色彩、精緻に組み上げられた空間設計──
一つひとつのフレームは研ぎ澄まされており、
その安定感と美学の統一性、張りつめた空気が、確かな余韻を残します。
▼https://x.com/yachimat_manga/status/1915964052016074798 | 作者:yachimat - AI Short Anime
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▼https://x.com/noriyang_crypt/status/1918786993255027131 | 作者:noriyang@AIartpoker
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そして、細やかでユーモラスな日常シーンを通して、
2502年の未来都市に「生活の息づかいを吹き込んだ作品もありました。
ふとした仕草や小さな表情から、
片隅に息づくやわらかな時間が感じられます。
▼https://x.com/hibiki_DB/status/1917866943710978109 | 作者:ひびき/HIBIKI
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▼https://x.com/pan_soramame_da/status/1920986894160326877 | 作者:おまっめ
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▼https://x.com/Sabitamago/status/1918289376640995433 | 作者:錆たまご
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こうした 熱、静けさ、ユーモア、そして軽やかさ といったまったく異なる気質が、
互いの作品を照らし合い、響き合うことで、
「赤」と「白」の境界線は、 いつしか単なる対立を示す線ではなく、
より広く、より自由な創作の舞台へと静かに姿を変えていきました。
02|対立を超えて、重なり合う世界
赤と白、対立する二つの陣営という枠組みはあったものの、
この世界に命を与えたのは設定ではなく——作品同士の静かな呼応でした。
あるクリエイターは、他の人が投稿した世界観動画に触れ、
同じ設定や同じ時間軸を踏まえつつ、新たな物語を紡ぎ始めます。
まるでバトンを受け渡すかのように、
キャラクターはひとつの動画から次の動画へと歩みを進め、
物語はクリエイターの数だけ新しい支線を広げていきました。
こうした自発的な連なりによって、
本来くっきりと分かれていたはずの赤と白は、
作品のあいだで少しずつ滲み合い、映し合い始めました。
境界はやわらぎ、
対立はいつしか「共演」へと姿を変えていったのです。
03|桃域との出会い
赤域と白域の物語が次々と紡がれていく中で、
私たちの想定を超える「第三の世界」が、静かに形を取り始めました。
──それが「桃域」です。
▼https://x.com/seiiiiiiiiiiru/status/1918428143486156826 | 作者:SEIIIRU動画生成AIを使う映像クリエイター
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熱情の赤でも、理性の白でもない、
愛と平和 を象徴する桃色の領域。
桃域は公式設定の中には存在しませんでした。
それでも、創作者たちがこの世界観を再解釈し、再構築した結果、
ごく自然に、その姿を現したのです。
物語は創作者の手に渡るとともに、私たちの想像を軽やかに超え、新たな広がりを見せ始めました。
04|不完全でも、確かに息づく世界
すべての作品が、完璧な技術や流麗なカメラワーク、
緻密な物語構成で勝負していたわけではありません。
私たちは、もっと大切なものを目の当たりにしました。
多くの人がこの世界に足を踏み入れ、
赤と白の間で、自分なりの想像を形にしようとしてくれたことです。
ある人は、一筋の光から物語を始め、キャラクターを都市に歩かせ、
ある人は、一つの概念から陣営に新たなシンボルを与え、
さらに後から参加した多くのクリエイターたちが、それぞれの方法で世界の「空白」を埋めていきました。
参加者が増えるにつれ、この架空の都市は単なる設定ではなく、住人や文化、記憶が少しずつ重なり合い、「場所」として息づき始めました。
いつの間にか、ただ眺めていた人も歩き出し、
初めて作品をつくる人も自然に溶け込み、
みんなでこの世界を前へと押し進めていく──
そんな光景が、確かにありました。
05|赤と白の世界に足を踏み入れてくれたあなたへ
イベントはひとつの区切りを迎えましたが、
赤域と白域の物語は、ここで終わるものではありません。
創作に参加した方も、動画を見守った方も、コメントを残してくれた方も──
すべての皆さんに感謝します。
皆さんが「設定」を「世界」へと変え、
「イベント」を「共同創作」へと昇華させてくれました。
分断されているはずのこの都市も、
皆さんの作品によって、これからも輝き続けることでしょう。

